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【医療接遇コラム】内面を映し出すスクリーン「表情」 ~愛される笑顔で心を癒す~

内面を映し出すスクリーン「表情愛される笑顔で心を癒す~

 

 

「表情」は内面を映し出すスクリーンです。

私たちは自らの内面にある感情を、
「表情」という見える 形にして
他者に発信しています。

初対面の方がにこやかに微笑みかけくださると、
それだけでホッとします。
親しみを感じ、
受け入れられている実感があります。
一方、 冷たい表情の方には、
緊張してしまい、話しかけづらいものです。

表情は内面を映し出しているにもかかわらず、
自分の 表情はなかなか分からないものです。
人は自分の顔を 「生で見る」ことは
物理的に不可能です。

一方、他者の顔は360度、良く見えています。
私たちは相手の表情を観察することで、
その人の内面を想像し、
距離感を図っているのです。

「笑顔」「怒り」「悲しみ」「無表情」の
4つの表情を、
様々な国、様々な異文化の人に見せたところ、
最も感じの良いと思う顔は
「笑顔」という結果になりました。
国の違い、文化の違いがあっても、
笑顔の写真を見て「悲しそう」
と感じる人はいないのです。

コミュニケーション には、
バーバル・コミュニケーション(言語)、
ノンバーバ ル・コミュニケーション(非言語)
があります。
私たちは 「表情」という
非言語のノンバーバルの交流を図っています。

良い表情には3つのポイントがあります。


【笑顔は持続させる ~KEEP SMILE~】

笑顔と真顔がコロコロと変化すると、
心の表と裏を感じてしまい、
落ち着かない印象を与えます。
出来れば、
歯を見せない微笑み「アルカイックスマイル」と、
歯を見せて笑う「フルスマイル」を、
行き来するような笑顔を心がけましょう。

【表情は相手に一致させる】

相手が笑顔で接してくれないと思うとき、
あなた自身が笑顔でない可能性があります。
赤ちゃんがお母さんの 笑顔で泣き止むのと同様、
笑顔はミラーリング(鏡の法則)で
相手にそのまま伝わります。
他者の表情に左右されず、
まずは自分から笑顔を発信してみましょう。

【笑顔はアイコンタクトとともに】

日本人のアイコンタクトの限界は
4秒と言われています。
挨拶などの際は、せめて5秒は
目をそらさないように、
アイコンタクトを心がけましょう。
笑顔でいてもアイコンタクトが無ければ
疎外感や不信感を与えてしまいます。

 


さて、
あなたが笑顔になる時は
どのような時でしょうか。

嬉しい時、幸せな時、気持ちとともに
自然に笑顔 がこぼれます。
嬉しいと笑顔になるのと同時に、
笑顔 でいることで元気になったり、
気持ちが穏やかにリセットできたりします。

悲しいときは笑顔になれませんが、
笑顔でいると
悲しみは少しずつ和らいでいきます。
なぜなら 「感情」と「行動」はセットだからです。

「感情」 をコントロールすることが難しい時、
「笑顔」という「行動」 に変えてみましょう。
上を向き、歯を見せて、ニコッと笑うと
次第に「頑張ろう!」という気持ちに
リセットできるでしょう。

まずは今日から、「笑顔」を意識して、
自分に、
そして 他者に、
思いやりの笑顔コミュニケーションを
発信してください。

 

 

 

 

キャリア・ラボ 代表 小松 仁美


同志社女子大学英文学科卒業後、日本航空株式会社に入社。
国際線にて客室乗務員として成田基地にて乗務。
航空会社のキャビンアテンダントとしての接遇マナー力を活かし、
ホスピタリティマインド(おもてなしの心)という視点から、研修事業をスタート。
2008年2月、
「個を活かし、可能性を引き出す キャリア研究所」
をコンセプトにCAREER LABO(キャリア・ラボ)を立ち上げ、接遇研修を展開。
コーチングやカウンセリング心理学など裏打ちされた理論に基づきながらも、
堅苦しくなく、明日から使える接遇マナーやコミュニケーションを中心に、
受講者目線で喜んでいただける研修を多数展開。
組織におもてなしマインドが根付く風土創りに貢献している。

 

資格
– 京都府商工会連合会エキスパート
– (一財)生涯学習開発財団認定コーチ
– 社団法人日本産業カウンセラー協会 キャリア・コンサルタント
– 社団法人日本産業カウンセラー協会 産業カウンセラー
– 日本教育カウンセラー協会 教育カウンセラー
– 秘書検定1級
– 英語技能検定準1級