京都女子大学 様 「実習前医療接遇マナー講座」 受講生の声
京都女子大学 健康栄養学科の3回生を対象に実習前マナー講座を実施しました。
医療接遇の意味と重要性を理解し、実習先で患者様や指導者に対して求められる接遇マナーの習得を目的とした本講座は、オンライン形式で100名以上の学生さんが受講されました。実践を多く取り入れた体験型研修を中心に、凡事徹底の意識を一人一人が自覚できるように指導。学生さんも先生方も、とても熱心に取り組んで頂き、たくさんの感想と自身の変化についての声を寄せていただきました。
講座を受けた感想や、前後での変化などをお聞かせください。
Aさんの声
接客と接遇の違いについて考えたことがなかったので、なぜ医療現場では接遇が期待されるのかを知ることができました。また言葉遣いや表情、立ち居振る舞いの重要性についても学ぶことができました。第一印象はやはり外見が大切なのに、今はマスクをしているため表情が分かりにくい。だからこそ、顔をしっかり動かして受け答えしないといけないなと思いました。
Bさんの声
実習に行く前に気を付けるべき課題をたくさん見つけることができました。特に5W1Hを考えた「報連相」は、まだまだできていないように感じました。なにか指示を受けたら、実際の動きを頭の中でシュミレーションして、疑問点を補えるような質問を考えるなど、今日学んだことやロールプレイングを活かして、特訓していきたいと思います。
また講座後には、座った時の脚の位置や姿勢、話すときの表情など、自分の無意識な行動に意識が向くようになりました。語尾が上がりがちだったり、無表情で話してしまうことが多いと気付いたので、笑顔で語尾に気を付けながら話したいと思います。
Cさんの声
医療接遇が求められる今、思いやりの気持ちを持つ「ヒューマンスキル」だけにとどまらず、それを伝える力「コミュニケーションスキル」までが重要であることを学びました。私はまだプロフェッショナルとは遠い存在であり、スキルを磨くことなど先の話だと考えていましたが、コミュニケーション力や人間性を磨く事は今からでも出来る小さな習慣だと気付かされました。
お話を聞きながら、笑顔でおもてなしする事の難しさを実感しましたが、今日の講義で習得した笑顔や姿勢を大切に、患者さんや共に働かせていただく実習先の方への思いやりと感謝の気持ちを忘れないよう、人と接するために必要なスキルを磨きたいと感じています。
Dさんの声
接遇が利害関係に囚われない無償のサービスであると学び、病院施設では患者様の心理状態に寄り添ったコミュニケーションが大切であると感じました。
マナーに関しては、マナーを守ることはルールを守ることであるという認識でいましたが、マナーを心得ることで、自分という存在を相手に良い印象で感じ取ってもらうために必要であるという認識に変わりました。サービスを行う側と受ける側だけでなく、組織の中の人間関係を良好に保つためにも必要なのだと理解できました。
講師の小松仁美はいかがでしたか?
実習を前にさらに気が引き締まった
- 毎回、とても説得力のある方だなと思っています。笑顔ではっきりと話すことで聞き取りやすく話せることや、印象がいいというお話をして頂いて、それを先生自身が実践されているので説得力があり、自分でも実践していこうと思えます。実習を前にさらに気が引き締まりました。ありがとうございました。
栄養士としてのプロになれるよう日常から意識したい
- 小松先生の表情や声、話し方などから、表情や話し方が印象に大きく影響を与えることが改めて実感できました。まさに接遇のプロフェッショナルとはこのことであると思いました。私も管理栄養士として接遇のプロフェッショナルになれるように、日常から明るく元気に振舞っていきたいと思います。
- 笑顔が素敵で、明るい雰囲気があり「プロフェッショナル」の方だなという印象を受けました。フィードバックしていただいて、自分の良かったところや反省点を気づくことができて良かったです。
講師の講義の進め方や表情、話の仕方から意欲的になった
- 笑顔が素敵で、私も小松先生のようにオーラが滲み出る人になりたいなと改めて思いました。授業の進め方も参加者が意欲的になるように工夫されていて、とても良いと感じました。本日はありがとうございました。
接遇がなぜ必要か分かった・病院実習に取り入れたい内容ばかりだった
- 病院実習を行う上で取り入れたい内容ばかりで、話し方も非常にわかりやすかった。
- マナーだけではなく、なぜマナーが必要なのか、わかりやすくご説明していただき、大変勉強になりました。
聞いているだけでなく実践が多かった
- 聞いて納得するだけではなく、実践できる講座という点において、とても有意義な時間だったと感じています。内容を端的に分かりやすく説明していただけるので、とても理解しやすかったです。
実習前マナー講座
1回完結 3時間
カリキュラム:医療接遇とは何か。選ばれる病院に求められる人的サービスとは
プロフェッショナルとして必要な資質とチェック
実習の意義理解と求められる人物像
第一印象の重要性と実践トレーニング(笑顔・姿勢・態度など)
実習現場で求められる身だしなみの理解
実習中の言葉遣い(対患者様・対スタッフ)
医療従事者としての患者様との非言語コミュニケーション
積極的傾聴トレーニング
実践ロールプレイング(指導を受ける際の指示の受け方と報告の仕方)
実習を就職に活かすために
大学・教育機関様向けの講座について